狛江市の新中央図書館(狛江市東和泉1)が11月1日、狛江通り沿いの同市商工会・駄倉地区センター跡にオープンした。
同図書館は、1977年(昭和57年)に開館した市民センター(中央公民館・中央図書館)の大規模改修と合わせた取り組みの一環で整備。旧中央図書館は2024年8月に休館し、その後は市役所敷地内の旧市民食堂に臨時窓口を開設し、貸出を続けてきた。
一般書は同図書館が担い、「中学生から大人向けの学びの場と読書の場」と位置づけ、絵本・児童書は2025年にオープンした市民センター内の図書コーナーが担う。建物は地上3階、地下1階。狛江通りに面した正面にはガラスのカーテンウオールを採用。館内の様子を外から見えるようにして、気軽に立ち寄れる雰囲気を目指す。
1階には、司書が「コンシェルジュ」として相談に応じる総合案内所を設ける。窓際のラウンジは書架の高さを3段程度に抑え、通りから図書館だと分かる空間とした。紙手紙関連資料などを活用した狛江のさらなる魅力づくりをはじめ、音楽・美術関連図書や写真集、楽譜をそろえる「アートライブラリー」も置く。市民のアイデアづくりを支えるICT関連などの資料を集めた「イノベーションライブラリー」や、進路や資格、ライトノベルなどを並べる10代向けの「YAコーナー」も配置する。予約した本を自分で借りられるセルフ貸出サービスや授乳室も備える。
2階は柱のない空間に一般書架を並べ、一部を吹き抜けにして3階とつなげる。3階には郷土・行政資料の書架やレファレンスカウンターを設ける。地下1階は集密書架を採用した閉架書庫とする。
オープン初日は8時30分から正面入り口前でオープニングセレモニーを行い、市長と市議会議長のあいさつやテープカットを実施した。
同市教育委員会教育部図書館図書サービス係の上田さんは「新しい中央図書館は『Small is Cool! 小さな発見 つながる世界 小さなまちの宝箱』をコンセプトに、構想の段階から市民の皆様と一緒に創り上げてきた。市民の皆さまの知識と暮らしに寄り添い、地域の中の居場所として長く愛される中央図書館になるように尽力する」と話す。
開館時間は、平日=9時~20時、土曜・日曜・祝日=9時~17時。毎月第1・3火曜休館。