見る・遊ぶ

調布市職員、「お笑い」動画で愛着醸成目指す 「漫才うますぎた」と反省も

調布市役所が作成した動画「市職員がお笑いの力で調布市職員募集のPR大作戦!!」での漫才シーン。左が同職員の青木祥悟さん・右が調布出身ユーチューバー「オックン」

調布市役所が作成した動画「市職員がお笑いの力で調布市職員募集のPR大作戦!!」での漫才シーン。左が同職員の青木祥悟さん・右が調布出身ユーチューバー「オックン」

  • 16

  •  

 調布市が2月20日、漫才動画「市職員がお笑いの力で調布市職員募集のPR大作戦」をユーチューブなどで公開した。

調布市役所が作成した動画「市職員がお笑いの力で調布市職員募集のPR大作戦!!」で職員の青木さんが上司に「無茶振り」されるシーンは渾身の「顔芸」に注目

[広告]

 動画は、同市行政経営部広報課が地元への愛着醸成のため、同職員でアマチュアお笑い芸人としても活動する職員の青木祥悟さんに企画と出演を依頼し制作した。

 同市総務部人事課給与厚生係・係長として勤務する青木さん。動画では学生時代は落語研究会に所属し、現在は10年のブランクがあるという設定で、ある日上司に呼び出され、「何か面白いこと」で職員を募集するよう命じられる。「無茶振り」と「お笑い」のブランクに苦悩する青木さんだが、調布市出身のアマチュア芸人でユーチューバー「オックン」こと奥山慶久さんに助けを求め、アドバイスや漫才の指南を受け、2人で無事にネタと動画を完成させるストーリー。完成した動画は同市公式ユーチューブチャンネルで公開したほか、「テレビ広報ちょうふ」でも放映した。

 当初、自身の趣味である「お笑い」で公式動画に出演することに不安を感じたという青木さんだが、「市の広報が注目してもらえるなら」と出演を決意。「全シーンが演技なので、せりふや顔芸に苦労したが、逆に漫才は10年のブランクが演じきれず、うますぎて一発OKになってまった」と反省も。「今後、個性的な職員を発掘して日本初の公務員バラエティー番組を作りたい」と話す。

 担当した広報課の金子秀之さんは「日頃から行政の発信する内容は難しく、伝わりにくいのが課題。今回は行政と漫才というギャップで視聴者の心を捉えられればと企画した。視聴者が職員に感情移入できるよう、漫才披露までにストーリーを持たせたのがポイント。青木さんのキャラクターやインフルエンサー・オックンの活躍で多くの『いいね』も獲得できた。反響を見ながら次の展開も考えたい」と意気込む。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース