調布市仙川駅近くの伊藤農園(調布市仙川町1、TEL 080-4200-0852)で7月3日から、トウモロコシ狩りイベント「2024とうもろこしasobibatake」が行われる。
「伊藤農園asobibatake」の収穫し立ての白いトウモロコシ「雪の妖精」を食べる子ども
京王線仙川駅から徒歩3分の立地で、先祖代々農業を営み、年間約40種類の野菜を栽培して学校給食や近隣のスーパーへ提供している同園。農業の面白さと自然の豊かさを感じてほしいと、長男の伊藤彰一さんが農地の一部を「asobibatake(あそびばたけ)」と名付け、2016(平成28)年に夏野菜の収穫体験イベントを始めた。ミニトマト、枝豆、ナス、オクラ、ピーマン、キュウリなどを用意し、収穫体験のシーズンパスポートなども用意するようになった。
トウモロコシは「収穫したての甘さが他の野菜と比べて格別」と伊藤さん。イベントを始めた当初から、都内にいながらアニメ「となりのトトロ」に出てきたようなトウモロコシの収穫をできる場を作りたいと試行錯誤してきた。昨年ようやく規模を大幅に拡大し、「とうもろこしあそびばたけ」として約1200本を用意。1週間程度のイベントを予定していたが、多くの客が訪れ4日間で完売した。「こんなに甘いトウモロコシを食べたのは初めて」という声が多く寄せられ、今年も畑仕事をしていると「トウモロコシはいつ始まるか」と聞かれるという。
今年用意するのは、昨年と同じ品種の黄色い「恵味ゴールド」に加え、「梨のようにフルーティーでジューシー」という、生のままでも食べられる希少な白い「雪の妖精」を各1500本用意。今年は収穫する道を狭くし、より「ジャングル感のあるトウモロコシ畑」を作り上げた。イベントは1週間程度を2回に分けて開催する予定で、状態によっては他の野菜も合わせて収穫することもできるという。
伊藤さんは「今年も暑さが既に過酷で収穫体験も厳しくなっているが、野菜、お客さま、スタッフにとっての暑さ対策を考えながら、さらに自然を楽しむ遊び場にできたら」と話す。
イベント開催時間は日によって異なり、開催日も含め、ホームページやSNSで知らせる。