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せんがわ劇場で仙川が舞台の音楽劇-市民20人出演、初の書き下ろし

舞台の練習風景。幅広い年代の市民が20名参加

舞台の練習風景。幅広い年代の市民が20名参加

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  調布市せんがわ劇場(調布市仙川町1、TEL 03-3300-0611)で9月23日~25日、同劇場初の書き下ろし音楽劇「わが町、せんがわ~ちいさな劇場の物語~」が上演される。

出演者やスタッフのみなさんで記念撮影(関連画像)

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 同作は同劇場の指定舞台芸術普及事業作品。今年5月より行われたオーディションは、同劇場初の試みで演劇の未経験者も募集対象とした。選抜された20人の市民出演者と依頼出演者(プロキャスト)6人の計26人が出演する。

 舞台は数年前の仙川をモデルにした架空の町「せんがわ」。その町に30年前から存在する「ちいさな劇場」の最後の一日が物語になる。作・演出は同劇場の「演劇・市民参加・フェスティバル コーディネーター」を務める末永明彦さん。音楽は北原慎治さん、振り付けは鈴木拓朗さん、歌唱指導は信太美奈さん、人形指導は同劇場の人形演劇祭プロデューサー・黒谷都さんが、それぞれ務める。

 選出された市民出演者は小学生から70代までさまざまな年代・職業がそろい、中には家族で参加する出演者も。使われる台本は、キャスティングを決めた後に、稽古を通して発せられた出演者の言葉をせりふに仕上げていく「当て書き」という手法。末永さんは「心の中にある『素直な言葉』をせりふとして、音楽劇という形で観客に届けたい。『素直な言葉が持つ力』を信じて」とコメントを寄せる。

 制作スタッフの佐藤麻由美さんは「震災後、人々が考えたと思う『大事なもの、大切な人、幸せって何だろう?』ということについて描いた作品。26人の出演者はせんがわの町に生きるありふれた人生を演じる。ありふれた日常にこそドラマが詰まっている。幸せについて考えるきっかけになれば」と話す。

 前売り券は劇場窓口と、PC・携帯からアクセス可能な「せんがわ劇場チケットサービス」で販売中。劇場では、同作の舞台裏を伝えるフリーペーパー「ちいさな劇場からのたより」(第1~3号)も無料配布している。

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