調布・布多天神社で「夏越大祓」 7月7日・8日には七夕祭も

おはらい儀式「夏越大祓(なつごしのおおはらえ)」

おはらい儀式「夏越大祓(なつごしのおおはらえ)」

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 調布の布多天神社(調布ヶ丘1)で6月25日、おはらい儀式「夏越大祓(なつごしのおおはらえ)」が開催される。

茅輪(ちのわ)を八の字にくぐる「茅輪神事」も行う布多天神社

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 1000年以上も前から続く日本の伝統行事で、同神社でも明治ごろから行っている同儀式。昭和に入ってからは、罪やけがれを除き去り、清めるとして厄災を逃れるという神話に基づき、茅輪(ちのわ)を八の字にくぐる「茅輪神事」も行っている。当日は9時~17時、手作りの「茅の輪御守(ちのわおまもり)」(500円)と「根付けつき茅の輪御守」(800円)が配布されるほか、12月に年越しそばを食すように、夏越しにもそばを食して息災な日々を願い、日本で一番早く収穫される鹿児島県志布志市産のそば粉を使った限定200食の「長寿そば」が振る舞われる。

 同神社では、7月7日・8日に「第1回 布多天神社たなばた祭」も開催。市内に大きな七夕行事がないことから、風情ある伝統行事を残し、将来的に同市内に欠かせない夏の風物詩となることを目指し企画。本殿前境内の参道沿いに、竹をトンネル状に組み、短冊や七夕飾りを付けるほか、音大生により奉納演奏や夜間にライトアップを行い、神々しい演出を行うという。

 同神社・権禰宜(ごんねぎ)の野澤晃司さんは「大祓は、平安時代から行われている日本古来の儀式で、当神社でも夏越し大祓を斎行し、皆さまの半年分のツミケガレをはらい清め、息災を祈念いたします。昨年から振る舞っている『夏越しの祓 長寿そば』は息災を祈るだけでなく、旬のものをいただくという体にも大変良いことなので、ぜひ、参列され、ソバを食し、息災な日々をお過ごしいただきたい。七夕祭では、学芸上達を祈念し、短冊に書き記した皆さまの願い事が神様に届きますように、音楽に乗せてきらびやかに天高く響き渡らせるので、夕涼みにぜひ足をお運びいただければ」と話す。

 夏越大祓の開催時間は14時から。七夕祭の開催時間は18時ごろから。

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