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調布で平和祈念映画祭 今年はイタリア映画「イル・ポスティーノ」上映

調布市平和記念映画祭2026 「イル・ポスティーノ」のスタッフ ポスターと

調布市平和記念映画祭2026 「イル・ポスティーノ」のスタッフ ポスターと

 映画を通して平和について考える「平和祈念映画祭2026」が8月6日、調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)くすのきホールで開催される。主催は調布市平和祈念映画会実行委員会。

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 調布市が毎年取り組む平和祈念事業の一環として開催する同映画祭。同市では1983(昭和58)年に「非核平和都市宣言」、1990(平成2)年に「国際交流平和都市宣言」を行い、展示会や絵画コンテスト、中学生被爆地平和派遣事業など、市民が平和について学び、考える機会を設けている。同映画祭も、「映画のまち調布」として、映像文化を通じて平和の尊さを伝える取り組みとして開催してきた。

 市民有志による実行委員会が運営してきたが、2018(平成30)年を最後に、コロナ禍や委員の高齢化を理由に休止した。昨年、戦後80年の節目に合わせて7年ぶりに再開し、戦時下を生きる主人公の日常を描いたアニメ映画「この世界の片隅に」を上映。企画が開催約1カ月前に急きょ決まり、告知期間も約10日間だったが、午前・午後・夜の3回の上映で約230人が来場した。

 今年のテーマは「詩が届ける平和への想(おも)い」。戦争の悲惨さではなく、平和の価値に焦点を当て、「言葉で分かり合うことが、争いのない社会につながる」との思いを込めた。SNSで短い言葉だけのやり取りが増えた今だからこそ、「相手を思いやり、伝わる言葉を考えることの大切さを感じてほしい」と、イタリア映画「イル・ポスティーノ」4Kリマスター版を選んだ。作品はイタリアの小島を舞台に、亡命した詩人と郵便配達をする青年が詩を通して心を通わせ、成長していく姿を描き、「言葉」が人と人の心をつなぐ様子を繊細に表現している。

 今回は映画祭を次世代にもつないでいくことを見据え、実行委員会の体制を刷新。若い世代が新たに運営に加わった。実行委員長の嶋田よしあきさんは「世代によって受け取り方が違う作品。それぞれの立場で感じてもらえれば」という。

 さらに嶋田さんは「夏休みなので学生や親子にも、ぜひ足を運んでほしい。子どもには少し難しい内容かもしれないが、言葉の魅力や人と分かり合うことの大切さを感じるきっかけになる作品。世代を超えて平和について考える時間になれば」と来場を呼びかける。

 上映開始は、午前の部=11時、午後の部=15時、夜の部=19時。チケットは、前売り=500円、当日=700円。

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