調布・狛江エリアの居場所を紹介する小冊子「まちの居場所ガイド よりみち」が発行され、8月1日から、「猿田彦珈琲(コーヒー)調布焙煎(ばいせん)ホール」(調布市小島町2)内の本棚に設置される。発行は居場所連絡会「ひとつやねっと」。
「ひとつやねっと」は、子どもから高齢者まで誰もが気軽に立ち寄り、交流や相談ができる居場所を運営する調布・狛江エリアの団体による連絡会。2023年に発足し、利用促進や新たな担い手づくりを目的に、情報交換や勉強会を行っている。昨年10月には初の取り組みとして、6カ所の居場所を巡るスタンプラリーを実施。20人以上が全6カ所のスタンプを集め、猿田彦珈琲協賛の景品を受け取った。
今回のガイド制作は、スタンプラリー終了後も「継続して居場所を知ってもらえる仕組みが必要」と考えたことがきっかけ。協賛した猿田彦珈琲は、「誰もが安らげる空間づくり」を目指しており、調布焙煎ホールには本の専門家であるブックディレクターが選書した本棚を備える。「この本棚に居場所ガイドを置くことで、多くの人に存在を知ってもらえるのでは」と設置を相談し、了承を得たことから制作を進めた。
ガイドでは、スタンプラリーのポイントとなったPOSTO(仙川町)、ふらっとなんぶ(狛江市駒井町)、野川のえんがわこまち(狛江市西野川)、しばさき彩ステーション(柴崎)、ふふ富士見(富士見町)、トビバコ(飛田給)の6カ所を紹介。「居場所を作った人」「訪れる人」「企画を始めた人」の3者の視点から、それぞれのストーリーを伝える構成とした。
取材や撮影は、同地域でフィールドワークを行う共立女子大学建築計画研究室の学生が担当し、編集・デザインはトビバコの太田風美さん、プロデュースは西村達也さんが担った。同ガイドは同店の本棚に配架するほか、掲載した6カ所の居場所や協賛企業、協力する各所で配布する。
太田さんは「6カ所それぞれに違った魅力があるので、ガイドを片手に巡りながら、自分のお気に入りの居場所を見つけてもらえれば」と話し、西村さんは「地域の居場所はまだまだ必要だと感じている。このガイドをきっかけに、居場所を訪れる人や活動に関わる人が広がれば」と話す。