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調布国際音楽祭、有観客で開幕へ 「音楽の必要性を再確認できた1年」

©読響

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 「調布国際音楽祭2021」が6月27日~7月4日、調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)や調布市グリーンホール(同)などで開催される。

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 調布市文化・コミュニティ振興財団と調布市が主催する同音楽祭は2013(平成25)年、世界で活躍する音楽家の鈴木優人さんをエグゼクティブ・プロデューサーに迎え、「調布の地から音楽の輪を広げる」ことを目的としたクラシック音楽祭としてスタート。国内外のアーティスト、市内の音楽愛好家や音楽大学の学生が集まり、同市内各所で開催されてきたが、昨年はコロナ禍の影響により有観客での公演が中止となり、急きょ動画のオンライン配信による「@調布国際音楽祭」が開催された。

 今年は、有観客での実地開催を決定。鈴木優人さんと森下唯さんによる2台ピアノのオープニング・コンサートで開幕し、鈴木優人さんが指揮者・クリエーティブ・パートナーを務める読売日本交響楽団やソプラノの中江早希さんとバリトンの大西宇宙さんを迎え、メノッティのオペラを上演。恒例の深大寺でのコンサートでは、チェロの鈴木秀美さんが演奏、文化会館たづくりでは、ギターの村治佳織さん、バイオリンの木嶋真優さん、カルテット・アマービレらによるコンサートも上演する。音楽祭フィナーレはバッハ・コレギウム・ジャパンによるバッハのブランデンブルク協奏曲を披露するほか、栗コーダーカルテットや作曲家の加羽沢美濃さんらが出演するキッズコンサートを開く。せんがわ劇場を舞台としたトークイベントなども用意する。

 同音楽祭を監修する鈴木雅明さんは3月の記者会見で、「この1年、この状況でどう活動していくか模索してきた。音楽が必要であることを再確認できた。昨年はオンラインでの23の演奏会でフェステバルとしての使命を果たせた。今年はライブでの演奏実現を目指しつつ、1年の知見を生かして発展させていきたい」と意気込みを見せる。

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