クラフトビールと音楽ライブのイベント「ビアフェス国領」が8月11日、調布市布田駅近くの國領神社（調布市国領町1）で開催される。

「ビアフェス国領」の会場である國領神社　藤棚でたくさんの木陰

　神木「千年乃藤」が「ちょうふ八景」に選ばれている同神社は、地域の人々が集い、地域の発展を促すことを目指し、藤の花の見頃には藤祭り、夏には茅の輪くぐりや夏祭り、乳児の健康と成長を祈願する泣き相撲大会などを行ってきた。神社と酒は古代から関係が深く、最近では各地域で醸造するクラフトビールが盛んなことから、今回新たにクラフトビールをメインとしたイベントを初開催。ビールの種類である「エール」と、神社と参加者が応援しあう「エール」をかけ合わせ、新たに発足させた「JINJA（ジンジャ）エール倶楽部（クラブ）」主催のイベントとして実施する。

　ビールは、「和泉ブルワリー」（狛江市）、「坂道ブルイング」（立川市）、「KUNITACHI　BREWERY（くにたちブルワリー）」（国立市）、「Yggdrasil Brewing（イグドラシルブルーイング）」（平塚市）、「Shiokaze BrewLab（しおかぜブルーラボ）」（千葉市）の5つのブルワリーが、それぞれの個性的なクラフトビールを用意する。同市内の「Craftbeer PUB Twelve（クラフトビールパブトゥエルブ）」や漬物店「浜食」などが、ビールに合うおつまみ、窯焼きピザ、かき氷などの屋台を出店する。

　ステージでは同市内のライブハウス「GINZ（ギンズ）」がプロデュースする音楽ライブを開催。ジャズ、ソウル、ハワイアンなどプロの音楽ライブとクラフトビールで「大人向けの真夏のイベント」を演出する。「楽しい演奏を予定しているので、ライブも楽しみにしてもらえたら」とギンズの小川銀士さん。

　実行委員会事務局の鈴木宗貴さんは「5店のビールを購入した先着120人にフランクフルト、浴衣で来場した方にかき氷を進呈する。藤棚の木陰に多くの人が集い、にぎやかな夏のイベントになれば」と来場を呼びかける。

　開催時間は11時～18時。荒天中止。