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調布の企業「Polaris」が15周年 子育て世代の働く場から事業拡大

非営利型株式会社Polaris共同代表の大槻昌美さん(左)と山本弥和さん(右)

非営利型株式会社Polaris共同代表の大槻昌美さん(左)と山本弥和さん(右)

 多様な働き方を提案している非営利型株式会社「Polaris(ポラリス)」(調布市小島町2)が8月20日、創業15周年を迎えた。

非営利型株式会社Polaris創業の場「cococi」

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 「誰もが心地よく暮らし、心地よく働く社会の実現」を目指している同社。子育て中の人たちが、子どもとの暮らしの近くで働ける場をつくろうと、2011(平成23)年に京王線仙川駅近くにコワーキングスペース「cococi Coworking Space(ココチ コワーキング スペース)」を開設したことから始まった。地域に働く機会をつくるため、企業や団体から単発の仕事やリモートで完結する業務など、小さな案件を請け負うことから事業を始めた。

 2018(平成30)年ごろからは、より長期的な案件を請け負うなど事業の幅を広げ、継続的に仕事をする仕組みやチームづくりにも注力した。育児休業制度が浸透して会社で働き続ける人が増える社会の変化を感じ、「子育て中の女性」に限定せず対象者を拡大。さらにコロナ禍を経てリモートワークが一般化したことも背景に、仕事の内容だけでなく、関わる人の層や地域も広がっていった。

 2018(平成30)年には、コワーキングスペース「co-ba CHOFU」を引き継ぎ、直営事業も始めた。現在は約150人が業務委託で稼働し、コミュニティー運営、バックオフィスや広報などの事業伴走サービス、地域に関わる業務などを手がける。事業の中心にあるのは「仕事を受けること」ではなく「多様な働く機会をつくること」。「人が足りない」「困っていることがある」といった相談を起点に、案件に応じてチームを組み、メンバーそれぞれの得意分野やライフスタイルに合わせて業務を組み立てる。

 15年間でメンバーの構成や請け負う業務の内容は変わったが、「心地よく暮らし、心地よく働く」という理念は変わらず、「私たちの理念に共感してくれる人が増えた」と共同代表の大槻昌美さんと山本弥和さんは振り返る。今後は次世代を含めた多様な世代が安心して関われる組織づくりを進め、「自分たちの働き方を自分たちでつくる仲間を増やしていきたい」と言う。

 さらに大槻さんは「調布にPolarisがあってよかったと言われる存在になれたら。誰かと誰かをつなぐことで、心地よく暮らし、働ける地域づくりに貢献できれば」と言い、山本さんは「これからも時代や関わる人に合わせて、変わり続けることにチャレンジしながら、必要な仕組みをつくっていければ」と話す。

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