深大寺（調布市深大寺元町5）を中心にしたそば店などで11月27日から、「深大寺そば感謝祭」が開催される。

　今回で28回目を迎える同イベントは毎年10月中旬の土曜日に行われていたが、今年は25年ぶりに秘仏を公開する同寺の中開帳（なかがいちょう）に合わせた開催となった。期間が例年より長いため、昨年までの参加店全体での抽選や先着順ではなく、商品の無料提供や割引など各店がサービスを設定する方法をとっている。

　同28日11時からは白装束の地元そば屋店主が本堂前でそばを打つ「そば献供式（けんぐしき）」、打ちたてのそばを境内にある「そば守観音」に供えて五穀豊穣（ほうじょう）を祈願する「そば守観音供養祭」を行うほか、「第5回深大寺短編恋愛小説 深大寺恋物語」の授賞式も予定する。

　同イベント実行委員長の児玉さんは「いつもは観光客にスポットを当てているが、今年は常連客にも楽しんでもらえるように企画した。中開帳と併せ、より多くの人に晩秋の深大寺を満喫してもらえれば」と話す。

　開催期間は11月27日～12月3日。実施日やサービス内容は店舗により異なる。