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調布・神代植物公園で「真夏の植物ワンダーランド」 人気の食虫植物展も

捕虫の仕組みを紹介した、食虫植物のウツボカズラ

捕虫の仕組みを紹介した、食虫植物のウツボカズラ

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 都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)園内各所で8月2日、夏の植物の生態や魅力を紹介する「真夏の植物ワンダーランドin神代植物公園」が始まった。

日中には見られない植物の姿が鑑賞できる、夜の大温室

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 例年子どもたちに人気の「夏休み特別企画『食虫植物展』」では、ハエトリグサやウツボカズラなどさまざまな食虫植物を展示して即売会を行う。今年は展示方法を変え、360度食虫植物に囲まれる空間を作り、虫めがねで細部を観察できるようにした。観覧者は映像で食虫植物が補虫する様子を見たり、フェルトで作った疑似モウセンゴケに疑似ハエを付ける遊びを通じて補虫方法を学んだりできる。顔出しパネルも設置し、家族連れやグループで記念撮影も楽しめるようにする。大温室休憩室で14日まで(即売会は2日・6日・7日・12日・13日・14日)。

 熱帯地方で夜に開花する植物や香りが強くなる植物など、日中は見られない植物の姿が鑑賞できる「大温室夜間公開~夜の植物のフシギな世界~」を13日・14日に開催。一般開園終了後に鑑賞エリアを限定して行うため、希望者は17時30分以降に正門から入場する。参加費は300円(中学生以下は無料)。20時30分まで(最終入園20時)。

 水生植物のオオオニバスの大きな葉の上に乗って記念撮影ができる、子ども向け体験イベント「オオオニバスに乗ろう!」は19日・20日、つつじ園の池で開催。体験開始は10時30分・13時30分。1時間前に整理券を植物会館1階ロビーで配布(各回先着15人)する。体重制限は30キロまで。植物の成長不良や雨天の場合は中止。

 講師のガイドボランティアから自然の大切さを学ぶ「夏休み親子自然教室」は21日に開催。小学3年生~6年生を対象にした「木の実の標本づくり等のクラフト体験&園内観察ツアー」(事前申し込み制、児童先着10人とその保護者、8日締め切り、参加費50円)と予約不要の「クラフト体験ブース」(材料がなくなり次第終了、無料)がある。

 期間中は公園全域と植物多様性センターでスマートフォンを利用して遊ぶキッズイベント「アプリde園JOY!」に参加できる。公園協会アプリ「TOKYO PARKS PLAY」を活用したクイズ企画で、クリアするとオリジナルシールを進呈(シールの配布はなくなり次第終了)。

 広報担当の土方さんは「3年ぶりに開催する大温室夜間公開など、夏の植物の魅力を満喫できるイベントを企画した。夏休みの思い出づくりや、植物の不思議さを学ぶ機会として、ぜひ足を運んでいただけたら」と話す。

 開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合は翌日)。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住在学の中学生は無料)、小学生以下無料。28日まで(参加無料のイベントも入園料が必要)。

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