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調布・多摩川にキムチの自販機 老舗キムチ店の味を24時間冷蔵で

「安田商店」の自動販売機。(右から)康聖華(カン・ソンファ)店長と供静順(コウ・セイジュン)副店長

「安田商店」の自動販売機。(右から)康聖華(カン・ソンファ)店長と供静順(コウ・セイジュン)副店長

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 調布・多摩川にある老舗キムチ店「安田商店」(調布市多摩川2、TEL 042-482-5201)が1月28日、自家製キムチの自動販売機(以下、自販機)を店頭に設置し販売を始めた。

「安田商店」のキムチ (左から)「長芋キムチ」(800円)、「たこキムチ」(1,000円)、「白菜キムチ」(500円)、「カクテギ」(500円)

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 キムチや韓国総菜、ピビンバなどの弁当を販売する同店。創業から約60年、曽祖母の代から現在の2代目をはじめ、3代目となる店長・康聖華(カン・ソンファ)さんたちが本場キムチの味を受け継いでいる。

 看板商品のキムチは、定番の白菜キムチのほか、小松菜・長芋・ニラ・ネギ・セロリなど季節の野菜を使い、約30種類を店頭に並べる。遠方から買い求める常連客も多いが、定休日に来店する客が増えたことをきっかけに、店の閉店時でも売る方法はないかと康さんは数年前に自販機での販売を思いつく。当時は冷凍の販売機が出始めたころで、キムチを試験的に瞬間冷凍してみるが、歯応えや味に納得いかず難航。試行錯誤の末、ようやく条件に合う自販機に出合い、真空パックされたキムチを24時間冷蔵での販売が実現した。

 商品は、定番の「白菜キムチ(250グラム)」「カクテギ(同)」(以上500円)のほか、大根を大きくカットし、さっぱりとした味の「ムシ大根(400グラム)」「長芋キムチ(350グラム)」(以上800円)、さきイカを甘辛く味付けした「さきいか(200グラム)」「たこキムチ(同)」「チャンジャ(同)」(以上1,000円)の7種類を用意し、今後も種類を入れ替えていく予定。商品は、シンプルな円筒型の容器に入り、手土産にもできるようにした。使用済み容器を店に返却すると、韓国のりと交換できる。

 康さんは「店が休みの日でも、来ていただいたお客さんにいつでもキムチを買ってもらえるようになってうれしい。今後、キムチの自販機をいろいろな場所に設置できたら。店頭やマンション内など設置してみたいと思った方がいたら、ぜひ声かけてほしい」と呼びかける。

 営業時間は10時~17時(弁当販売は11時~14時)。日曜・祝日定休。

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