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調布・つつじヶ丘の飲食店が能登応援 石川県産魚介や日本酒用意

「窯焼きピッツァのワイン酒場 GREEN APPLE」の石川県応援メニュー 輪島産マフグの白子のフリット

「窯焼きピッツァのワイン酒場 GREEN APPLE」の石川県応援メニュー 輪島産マフグの白子のフリット

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 調布市つつじヶ丘駅近くの「窯焼きピッツァのワイン酒場 GREEN APPLE(グリーンアップル)」(調布市東つつじヶ丘1、TEL 03-3300-4717)が現在、能登半島地震の被災地応援メニューを提供している。

「窯焼きピッツァのワイン酒場 GREEN APPLE」の石川県応援日本酒ラインナップ 石川県産ワインも(右)

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 ピザ窯で焼くピザと自然派を中心としたワインを看板メニューとする同店。イタリア料理店やピザ店で調理経験を積んだ齊藤侑宏さんと、日本のワイナリーとの付き合いを大切にし、自らブドウを収穫してワインを仕込むこともあるという柳谷敏宏さんが2021年2月に開いた。一品料理も用意し、イベリコ豚のステーキなどピザ以外の看板料理も少しずつ増やし、限定メニューなども用意。コロナ禍での開業となったが、オープン当初からリピートする客も増え、2月16日で3周年を迎える。

 能登半島地震を受けて、「飲食店らしく被災地を支援できることは何か」を考え、石川県の食を代表する海の幸を使った料理と日本酒を提供し、売り上げの一部を被災地に送ることを決めた。まずは、能登町小木産スルメイカの鉄板焼きと輪島産マフグの白子のフリットを用意。加賀野菜なども使って、「食べて応援」メニューを提供する。今後、同じ食材で調理法を変えたり、食材も入れ替えたりして新たなメニューを用意する予定だという。

 日本酒については、これまで付き合いのある酒販店がセレクトする銘柄を仕入れ、石川県を代表する「加賀鳶(とび)」や、「日本酒の名工」といわれる杜氏(とうじ)の農口尚彦さんが手がける「観音下(かながそ)」「天狗(てんぐ)舞」など6種類ほどを取りそろえる。

 応援メニューは食材などが仕入れられる限り続け、義援金の送付先も被災地の動向を見ながら決める予定。

 齊藤さんは「この小さな店の規模で被災地支援を始めることについては迷いがあったが、少しでも力になれればと前向きに考え日々継続している。既に多くの方々に注文を頂き、賛同してくださっているお客さまと活動をサポートしてくれているスタッフには心から感謝している。被災した方々に心からお見舞い申し上げるとともに、一日でも早く、日々の生活が取り戻せるよう願っている」と話す。

 営業時間は、火曜~金曜=17時30分~23時30分・土曜=12時~14時30分、17時30分~23時30分、日曜=12時~14時30分・17時30分~22時。月曜定休。

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