リリース発行企業:一般社団法人Empact
「日常の当たり前を揺るがす」物語体験『ミチシルアソビ』を企画・運営する一般社団法人Empact(所在地:東京都渋谷区、代表理事:林 栄佑、以下、当法人)は、日本コムシンク株式会社(所在地:大阪府大阪市、代表取締役社長:山里 真元、以下、日本コムシンク)、一般社団法人merry attic(所在地:埼玉県戸田市、代表理事:上田 馨一、以下、merry attic)と共同で、2026年10月8日(木)、子育てをテーマとした謎解き体験「わたしのドラゴンと5つの冒険」を活用した社内イベントを開催しました。
今回のイベントでは、謎解きを楽しむだけでなく、子育て支援に取り組むmerry atticによる講話や、体験を振り返る対話の時間を組み合わせました。また、イベントの事前・事後にアンケートを実施し、一連の体験を通して参加者の意識にどのような変化が生まれるのかを検証する実証実験としても位置づけています。
当法人が「わたしのドラゴンと5つの冒険」を企業の社内イベントとして実施するのは今回が初めてであり、謎解き体験とリフレクションを一体化したプログラムとして提供することも、初の試みとなりました。

イベント実施時の様子
社会課題を「知る」だけでなく、「体験する」機会を
「わたしのドラゴンと5つの冒険」は、当法人が子育て支援に取り組むmerry atticと共同制作した謎解きコンテンツです。
参加者は「ドラゴンマスター」を目指す新入りとして、相棒となるドラゴンを育てながら、60分間で5つのダンジョンに挑戦します。
物語と本格的な謎解きを楽しみながら、自分自身が無意識に持っている「当たり前」や「普通」に目を向け、子育てを取り巻くさまざまな価値観について考えるきっかけをつくる体験型コンテンツです。
これまでは一般向けの公演を中心に実施してきましたが、今回は日本コムシンクの社内イベントとして開催しました。
さらに、謎解きの後に講話やリフレクションを組み込むことで、謎を解いて終わるのではなく、体験の中で生まれた気づきを自分自身の生活や社会へとつなげることを目指しました。
4チーム14名が、力を合わせて5つのダンジョンに挑戦
当日は、日本コムシンクから14名が参加。3名のチームが2組、4名のチームが2組の計4チームに分かれ、謎解きに挑戦しました。
イベントは、日本コムシンクによる「actcoin」の紹介からスタート。その後、Empactと「ミチシルアソビ」について紹介し、「わたしのドラゴンと5つの冒険」の謎解き体験へと進みました。
謎解きが始まると会場の空気は一変。参加者は目の前の謎に真剣に向き合い、「5つのダンジョンを攻略するにはどうすればいいのか」とチームメンバー同士でアイデアを出し合いながら、協力して答えを探していきました。
謎が解けた瞬間には「やった!」と喜ぶ姿も見られ、本格的な謎解きだからこその難しさと、それをチームで乗り越える達成感を味わう時間となりました。
参加者からも、
「謎解きが本格的で楽しかった」
といった声が聞かれました。

チームで謎解きに取り組んでいる様子

謎が解けて喜んでいる様子
謎解きの後は、「自分の中にある先入観」について考える時間へ
謎解き体験の後には、merry atticによる講話を実施しました。
講話では、
「子育ては一人でしなければならない」
「人に頼ってはいけない」
「子どもにはいつも優しくしなければならない」
「いい親でいなければならない」
といった、子育てを取り巻く「当たり前」や先入観について参加者に問いかけました。
そして、「自分は誰かに頼ることができているだろうか」という問いから、merry atticが取り組んでいる、誰でも利用できる宿泊型のショートステイについて紹介。
子育てをする人たちが一人で抱え込まず、必要なときに頼ることのできる「頼れる先」のひとつとなることを目指している活動について伝えました。
謎解きの中で得た気づきを入口に、現実の子育てや、自分自身が普段何気なく持っている「普通」について改めて考える時間となりました。
また、今回扱った「先入観」は、子育てだけに限りません。
参加者それぞれが、自分自身の仕事や生活、人との関わりの中にも「こうするべき」「こうあるのが普通」と考えていることがないか、自分自身の経験と重ねながら振り返りました。

merry atticによる講話の様子
「楽しかった」で終わらせず、体験を言葉にする
講話後の交流では、参加者同士で謎解きの感想や、体験を通して感じたことを共有しました。
それぞれが自分なりの気づきを言葉にしながら、他の参加者の考えに耳を傾け、お互いの気づきや謎解きへの取り組みを称え合う姿も見られました。
今回、当法人では初めて、謎解き体験と講話、リフレクションをひとつのプログラムとして設計しました。
謎解きの「楽しかった」「解けてうれしかった」という体験だけで終わるのではなく、そこから「なぜ自分はそう考えたのだろう」「自分にも無意識の思い込みがあるのではないか」と立ち止まり、他者と対話するところまでを一連の体験としています。
今回は、謎解き体験と講話・リフレクションを通して参加者にどのような変化が生まれたのかを検証するため、イベントの事前・事後にアンケートを実施しました。
事後アンケートでは、参加前と比べた意識の変化を尋ねた5項目のうち4項目で、75%以上の参加者が「高まった」「やや高まった」と回答しました。特に「自分の仕事や日常が、社会課題とつながっていると感じる」では88%が「高まった」と回答しています。体験そのものへの評価も高く、「会社や職場がこうした機会を提供すること」への評価は5点満点中5.0(回答者全員が最高点)、「今日触れた課題は、自分ごとだと感じた」は5点中4.5点、エンタメとしての楽しさは10点満点中8.6点、同僚や友人に薦める可能性は10点中8.1点となりました。
【アンケートより抜粋】
- 「楽しさの中に気付きや知らなかったことを知ることができる機会」
- 「重く堅苦しく思われる課題をよりカジュアルな形で取り組み、最終的に自分事として社会課題を考える点が今までのイベントと違いました」
- 「子どもの事を見ている時に、『親はこうあるべき』という私自身の思い込みを子どもに押し付けている節があるように感じました」
今回の実証結果も踏まえながら、Empactでは今後、社会課題について「知る」だけでなく、楽しみながら体験し、自分自身の価値観について考え、他者と対話する機会をつくるプログラムの可能性を検証していきます。

