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藤色の調布・國領神社 厄災から市民守る「千年乃藤」、アマビエ朱印ダウンロードも

國領神社「千年乃藤」満開の様子

國領神社「千年乃藤」満開の様子

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 調布・國領神社(調布市国領町1)の神木「千年乃藤」がゴールデンウィーク期間中、市民を厄災から守るように、境内を藤色に染めていた。

藤と妖怪「アマビエ」の朱印

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 藤は、延命・子孫繁栄・商売繁栄・万事繁栄に通じるとされ、「藤(ふじ)」の字は不二、無事に通じ厄災から守ることから、地元では同神社の神木を、畏敬の念を込め「千年乃藤」と呼び親しんでいる。

 樹齢400~500年といわれる「千年乃藤」は、高さ12メートルまで上り、また下りてきて棚一面に広がる。境内が薄紫に染まる見頃の時期には、例年であれば多くの市民が見物に訪れる。今年は緊急事態宣言を受け、「事態が落ち着いたら参拝を」と呼び掛ける。祈願の希望者は受け付けるが、予約の上、一組ずつ対応。来社にはマスクの着用など、感染予防対策をお願いする。

 開花時期の朱印は、コロナ終息を願い、調布のデザイナー・原子尚之さんが奉納した藤と妖怪「アマビエ」の朱印で、サイトからダウンロード可能。妖怪「アマビエ」は、その姿を絵に描くと疫病が収まるという言い伝えがある。

 宮司の野澤さんは「藤の開花時期に合わせ頒布をしたいところだが、今年は『ダウンロード』とさせていただいた。携帯の待ち受けや玄関に貼っていただき、疫病退散をお祈りしていただければ」と話す。

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