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調布・京王多摩川駅前に豆腐の自動販売機 創業90年の老舗3代目が手掛ける

京王多摩川駅近くの自動販売機で、3代目の須黒亮吉さん

京王多摩川駅近くの自動販売機で、3代目の須黒亮吉さん

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 出来たて豆腐を24時間販売する自動販売機「アイラブトウフステーション2号店 多摩川駅前」(調布市小島町3)が12月20日、京王多摩川駅近くに設置された。

自販機では商品の特徴や食べ方のレシピを紹介

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 自販機を運営するのは、都内生協や稲城市・調布市などの学校給食への卸売を中心に、国産大豆100%と稲城の天然水で作った豆腐を販売する1932(昭和7)年創業の須黒食品。量販店では販売していないため、出来たての豆腐を地域の人たちにおいしく食べてもらえる方法を考えていたところ、新鮮な状態を保ったまま豆腐を販売できる自販機に行き着き、同社3代目の須黒亮吉さんが仕掛けた。一昨年、稲城市の直営工場前に初号機を設置。2号店は学校給食でも親しまれている調布市内への設置を決めた。

 商品は、「まめたまとうふ」(3丁入り200円)、「豆乳」(230円)、「とろゆば」(500円)、「3代続いたとうふ屋の木綿」(200円)、「旨(うま)やっこ」(3丁入り280円)、「油揚げ」(180円)、「絹生揚げ」(250円)、「ころころがんも」(230円)の他、50%おからでできた「パウンドケーキ」(600円)や、ゆば入りの「卯の花」(300円)なども用意。須黒さん自身が毎日在庫をチェックし、商品を補充している。

 さらに稲城エリアでは1月8日、イタリアンフレンチ店とコラボレーションした自販機を設置。須黒食品の豆腐はもちろん、イタリアンフレンチ店で提供するメニューも自販機で扱う。

 須黒さんは「豆腐だけを買いにわざわざ専門店に行くのは、現在の生活スタイルではハードルが高い。24時間購入できる自動販売機なら気軽に購入してもらえると思った。この小さな店(自販機)というスペースで、どう工夫して買ってもらえるかを考えるのが面白い。今後も地元の飲食店を盛り上げるため、コラボ自販機を増やしていきたい」と話す。

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