全国の日本酒の利き酒を楽しむ「武蔵の國の酒祭り2026」が10月3日、大國魂(おおくにたま)神社(府中市宮町3)の参道脇広場で開催される。チケット販売が8月20日に始まった。
東京都酒造組合が主催する同イベントは、2013(平成25)年に始まり今回で11回目。会場の同神社境内には、日本酒など醸造の守護神を祭る「松尾神社」が鎮座する。1800年に武蔵国の醸造家が京都の松尾大社から勧請(かんじょう)したもので、現在は1956(昭和31)年に同組合が奉納した覆屋(おおいや)の中に祭られている。同組合では「醸造の守護神が鎮座しておられる歴史あるこの地で、地域と日本酒文化の高揚を図りたい」として同イベントを開催してきた。
会場には東京の酒蔵10社のほか、42都道府県から各酒造組合が選んだ日本酒141種類が集まる予定。広報担当の小菅玲子さんは「知名度の高い蔵元の日本酒だけでなく、小規模ながら丁寧な酒造りを続ける蔵の酒もそろえた。愛飲家の皆さんが自分の舌で味わい、新たな銘柄との出合いを楽しんでいただければ」と話す。東京の地酒は土産や来場の記念として購入できる。
当日は、「日本酒の日」(10月1日)を祝して府中の地酒で鏡開きと一斉乾杯を行う。日本酒を炭酸で割った新感覚の「東京地酒日本酒ソーダ」も販売。すっきりとはじける喉越しは、日本酒初心者から愛飲家まで楽しめるという。売り上げは全額、府中市の福祉・保健分野に寄付している。
府中観光協会による日本酒に合うおつまみコーナーを設けるほか、「Miss SAKE 2026」も来場し祭りを盛り上げる。小菅さんは「地元府中の皆さんや、各地から集まる日本酒ファン、丹精込めた日本酒を提供する全国の蔵人(くらびと)、それぞれが日本酒を通して出会い交流する場になれば」とも。
開催時間は、1部=11時~13時、2部=14時~16時。各回550人の完全入れ替え制。入場料は前売り3,500円(オリジナルおちょこ付き)で、当日券はない。チケットは府中観光協会(各回100枚)とイープラスで販売。雨天決行、荒天時は10月4日に順延する。