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調布「巡る」アートプロジェクト 新しい生活様式のもと誰もが楽しめるアートを

「調布・巡る・アートプロジェクト」展示作品 (長谷川維雄「地蔵コーン」)

「調布・巡る・アートプロジェクト」展示作品 (長谷川維雄「地蔵コーン」)

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 「調布・巡る・アートプロジェクト」が12月14日から、調布市文化会館たづくり・グリーンホール(調布市小島町2)と調布市せんがわ劇場(仙川町1)で開催される。

「調布・巡る・アートプロジェクト」展示作品(西村卓「IN&OUT」)

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 多くの人が1カ所に「集う」ことが難しくなった昨今、誰もが多様な道筋からアートに触れられるよう、「巡る」をテーマに調布市文化・コミュニティ振興財団が主催するアートプロジェクト。会場内随所にちりばめるように配置した作品や市内のアートスポットを巡る仕掛け、自宅で楽しめるオンライン・ワークショップや制作現場映像の配信など、さまざまな入り口からアートを楽しむ工夫を凝らす。

 会期中、会場となる施設では、エントランスや階段、窓面などに参加アーティストの多彩な作品を展示して訪れる人の目を楽しませるほか、事前に配布する制作キットを使い自宅で動画を見ながら作品を作るワークショップやアーティストの制作風景、アトリエを紹介する映像をオンラインで配信。さらに、スマートフォンを使って、街を散策しながら市内のアートスポットを巡ることができるスタンプラリーも実施する。全ての人がプロジェクトを楽しめるよう、視覚障害のある参加者には展示作品の案内を行い、一部作品には触れることも可能。視覚障害以外の障害へのサポートも可能な限り対応する(要事前相談)。

 担当の上久保さんは「感染症の拡大防止を考慮に入れたステイホーム企画が福祉の分野とつながり、鑑賞サポートをはじめとしたアクセシビリティの拡充にまで広がった。新しい生活様式のもとで誰もがアートを楽しめる、ほかにはないプロジェクトになったと思う」と話す。

 開催時間は各施設の開館時間に準ずる(27日は17時まで)。入場・参加無料。12月27日まで。グリーンホール=14日、21日、せんがわ劇場=21日休館(休館中も作品は外から鑑賞可能)。詳細はホームページで確認できる。

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