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調布・神代植物公園で「JINDAIペレニアルガーデンプロジェクト」始動

神代植物公園斎藤管理係長(左)ら

神代植物公園斎藤管理係長(左)ら

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 都立神代植物公園(調布市深大寺元町5)が9月14日から、「宿根草園」のリニューアルに向けて市民向けのワークショップを開催する。

現在の宿根草園

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 新しい発想を生かした花壇デザインを競うコンテスト「東京パークガーデンアワード」が2022年8月に都立代々木公園でスタート。2023年に舞台を神代植物公園に移し、新たに募集を始めた。その関連事業として「宿根草園」のリニューアルプロジェクトが始まり、新たな宿根草園の制作に向けてワークショップを企画した。

 「人にも環境にも優しいガーデン」を目指し、今秋、多年草を主体とした花壇エリア「宿根草園」をリニューアルする同園。リニューアルプロジェクトを「JINDAIペレニアルガーデンプロジェクト」と名付け、ガーデンデザイナー吉谷桂子さんの基本計画の下、市民と公園が協働で宿根草園を育み、宿根草園エリア一体を地域住民の交流やにぎわいの場として活用していくことを構想する。

 ワークショップは、市民による花壇づくりや花を通してのまちづくりをサポートする専門家集団・NPO法人「GreenWorks」(大田区)と「スマイルプラス」(静岡県)が運営。9月14日に第1回「ペレニアルガーデンってなあに?」に続き、10月10日「花壇デザインに挑戦しよう」、11月16日「宿根草の植え付けをしよう」、12月12日「球根を植えよう」、2月6日「花壇の手入れをしよう」、3月2日「植え付けとこれからの夢について」の全6回を通して、多年草を使ったガーデンの知識や可能性を体感する内容で開いていく。

 東京都公園協会の桃井好さんは「昨今の気候変動は、一年草が夏を越せないケースが増えるなど、植物にとっても過酷な状況。植えっぱなしで育てられる多年草を使うことによって、手入れする人の負担を軽減し、環境や生き物にも優しい花壇づくりを地域の皆さまと切り開きたい。宿根草は植えて2~3年後から華やかになるので、花壇の成長を楽しみながら見守ってほしい」と話す。

 ワークショップの開催時間は9時30分~12時30分。参加費1,000円。定員30人(申込多数の場合は抽選)。申し込みはウェブで受け付ける。

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