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調布・神代植物公園で「宵月の花散歩」 夜の植物や月を楽しむ

月明かりの下、夜に咲く花や眠る樹木を観賞できる「宵月の花散歩」

月明かりの下、夜に咲く花や眠る樹木を観賞できる「宵月の花散歩」

 都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)が9月26日・27日、秋の特別夜間公開「宵月(よいづき)の花散歩」を開催する。

深大寺の僧侶が唱える天台声明が、ばら園テラスから降るように響く

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 同園の敷地は約52万平方メートル(東京ドーム約11個分)と広く、夜の園内では静かな自然を感じることができる。周囲に高い建物がなく空が開けている上、街明かりから離れているため月や星が見やすい。こうした環境で、秋の夜空や夜間に咲く花を楽しんでもらおうと企画された。

 今年の「中秋の名月」は9月25日。旧暦8月15日に当たるが、暦の関係で満月は2日後となる。イベント開催日の26日深夜、24時を過ぎた頃(27日)に満月を迎えるため、両日ともほぼ満月が空にかかる。さらに、27日夜には月の近くに明るい惑星の土星もある。晴れれば「大温室」の前から「ばら園」の方向に、丸い月や星を見ることができる。

 大温室では、昼間に咲くスイレンが夜には閉じ、夜咲きのスイレンが開く様子を観賞できる。白いレースを広げたようなカラスウリの切り花も大温室前に展示する予定。植物が順調に育てば「つつじ園の大池」で、夜咲きスイレンや大きな葉が特徴のパラグアイオニバスの花も見られる。

 ばら園テラスで19時から、深大寺の僧侶が天台声明(しょうみょう)を披露する。声明とは経文に旋律や抑揚をつけて唱える仏教声楽で、1200年前に最澄が日本に伝えたとされる。倍音による神秘的な響きと優美な旋律が特徴。広報担当の角川佳蓮さんは「普段はなかなか聞くことのできない声明を夜の当園で聞けるのは特別なこと。この機会に歴史ある祈りの調べに耳を傾けていただければ」と話す。

 ばら園の噴水では、7色に照らされたシャボン玉が夜空に舞う演出を行う。園内通路にキッチンカーが並び、軽食と飲み物を提供する「夜カフェ」を開く。野外イベントは降雨や強風の場合、中止または中断する。

 開催時間は17時30分〜20時30分(最終入園は20時)。一般開園終了後に立ち入り区域を制限して正門を再開門する。参加費は、一般=1000円(現金のみ)、中学生以下無料。年間パスポートや障害者手帳などの所持者も参加費が必要。荒天時は開催しない。