都立神代植物公園（調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300）は来年1月2日・3日、「正月開園」を行い「新春コンサート」で来園者をもてなす。

縁起の良い「神代宝船」飾り（過去の様子）

　「正月開園」では園内各所をおめでたい装いで飾り、「つつじ園」の池周辺の樹木は雪つりを施し風情ある冬の景色を演出する。

　コンサートは、2日に小林真由子さんと小林甲矢人さんによる「美しい日本の調べ 箏（琴）合奏」、3日に小山慶一さんと慶宗さん兄弟による「津軽三味線合奏の世界」を開催する。両日、芝生広場で11時と14時から30分間（雨天は会場変更）。

　植物会館展示室では9日まで、「新春の植物展＆小学生の絵画展」を行う。春の七草、松竹梅、千両、万両など縁起の良い植物を展示する。正月らしい「神代宝船」の飾りも見どころだという。併せて、小学生が神代植物公園内で写生した絵画を飾る。

　17日～22日は「松葉蘭（まつばらん）展」で、珍しいシダ植物の松葉蘭を紹介。江戸時代から続く伝統の園芸品種を多く並べる。24日～29日は「早春の盆栽展」で、松柏（しょうはく）など早春にふさわしい盆栽を展示。31日～2月5日は「梅と早春の植物展」で、花のほころぶ梅と江戸園芸植物を展示する。いずれも会場は植物会館展示室。

　広報の土方千鶴さんは「深大寺への初詣や正月のお出かけの際はぜひ当園にも足を運び、新春の植物を愛（め）でたり冬の風情を楽しんだりしていただければ」と話す。

　開園時間は9時30分～17時（入園は16時まで）。月曜（祝日の場合は翌日）、12月29日～1月1日休園。入園料は、一般＝500円、65歳以上＝250円、中学生＝200円（都内在住・在学の場合は無料）、小学生以下無料。催しの観覧は無料。