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調布・国領「肉のタナベ」が95周年 「新たな精肉店」目指し4代目奮闘

くすのきアパートに店舗を構える精肉店「肉のタナベ」

くすのきアパートに店舗を構える精肉店「肉のタナベ」

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 調布市国領町、くすのきアパートに店舗を構える精肉店「肉のタナベ」(調布市国領町3、TEL 042-482-3153)が4月で創業95年目を迎える。

「100周年に向けて、さまざまなイベントでお店を盛り上げていきたい」と4代目の田辺雄一さん

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 1927(昭和2)年、調布・天神通りに創業した同店は、開発により現在の場所に移転。当初は、国領駅は駅舎がない無人駅で、狛江通り沿いには数えるほどの店舗しかなく、同店は生活の一部として近隣住民に親しまれてきた。現在4代目を務める田辺雄一さんは、いずれ家業を継ぐことを考え、焼肉店で修業を積みながら肉に携わり、コロナ禍で変化の多かった2020年に同店を受け継いだ。

 店舗面積は約19坪。しっとりと甘みのある黒毛和牛や国産牛、一頭買いする豚肉、鶏肉など精肉のほか、メンチカツやコロッケなどの揚げ物、焼き鳥なども店頭で販売。黒毛和牛は山形県産の牛を一頭買いしているため、さまざまな部位を用意。要望に合わせたカットで販売している。

 精肉店での購入の仕方が分からないという客も多いことから、用途と人数に合わせたセット商品も用意(要事前予約)。アウトドアシーンにも使える「焼肉&BBQ盛り合わせ」は2人前から注文可能。3~4人前800グラムはスタンダード(6,912円)、プレミアム(8,640円)。母の日、父の日、敬老の日など、季節のイベントに合わせたギフトも用意する。肉だけでなく、ロゴ入りのオリジナルグッズも販売し、「新たな精肉店を目指し奮闘している」という。

 田辺さんは「より多くの方に、精肉店で購入する意味を提案していきたい。肉の相談をしたり、スタッフと会話をしたりして、切っているのを見ながら、その体験を含めて精肉店で肉を買うことが楽しいと思ってもらえたら」と話す。

 営業時間は10時~19時。日曜・火曜定休(祝日は不定期で休みあり)。

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