京王フローラルガーデン「アンジェ」（調布市多摩川4、TEL 042-480-2833）で現在、ムーミングッズの販売やカンテレコンサートを行う「フィンランドフェア」が開催されている。

特別展示「フィンランドと日本、森の恵みと住人たち」で展示される『フィンランド・森の精霊と旅をする』（プロダクション・エイシア発行）（関連画像）

　ムーミンはフィンランドの作家トーベ・ヤンソンが絵と文を書いた児童文学作品で、長年にわたり世界中で愛されている。同園のイベントセミナールームでは期間中毎日「MOOMIN FLORAL SHOP（ムーミンフローラルショップ）」が営業を行い、作品に登場するムーミンなどの個性的なキャラクターのグッズを販売する。

　特別展示「フィンランドと日本、森の恵みと住人たち」では、フィンランドの森で生まれたムーミントロール（童話「ムーミン」の主人公の名前）やサンタクロース（フィンランドの都市・ロバニエミに「サンタクロース村」がある）と、日本（長野県小海町）で生まれた森の小人「プティリッツア」など、森林とそこに暮らす住人の世界を紹介。フィンランドの「最も美しい本賞」を受賞した「フィンランド・森の精霊と旅をする」（プロダクション・エイシア発刊）の関連書籍・映像・グッズも集めて展示する。

　21日はフィンランドの伝統楽器「カンテレ」によるコンサートを開催（10時30分～、15時～）。カンテレはフィンランド民族叙事詩「カレワラ」に登場する弦楽器で、琴のような音色が特徴。コンサート後の会場で、カンテレに触れたり弾いたりできる体験コーナーも予定している。

　28日はフィンランド料理研究家の丸山早苗さんによる「フィンランドカフェ＆ティー」（13時～15時）を行う。日本であまり紹介されていないフィンランド料理を、丸山さんの解説で楽しむギャラリーパーティー。

　27日・28日はムーミンのキャラクターが付いた鉢に親子（先着30組）で、ムーミン＆フローレン、ミイ、スナフキンをイメージした寄せ植えを作る「ムーミン谷のガーデニング」を開催する（有料、受け付けは10時～、開催は11時～12時）。

　同園の新井健二さんは「北欧の国フィンランドの代名詞ともいえる森林と多彩な文化を体験してもらえれば」と参加を呼び掛けている。

　開園時間（3月～9月）は10時～17時30分。水曜休園（祝日の場合は翌日）。入園料は500円（子ども100円）。8月28日まで。