9月6日はクロワッサンの日、調布の甲州街道と鶴川街道の交差点近くにある喫茶店「カフェ ル プティ ボヌール」（調布市富士見町2、TEL 042-444-3917）の「クロワッサンフレンチトースト」が評判を呼んでいる。

小さな喫茶店「カフェ ル プティ ボヌール」外観の様子

　店主の加藤さんは稲城で10年ほど洋菓子店を経営し、ケーキや焼き菓子、パンなどを製造販売していた。閉店後の2013年、調布でランチやスイーツメニューを中心とした10席のアットホームな喫茶店として同店を再開、家族で経営している。

　洋菓子職人の腕を生かした「クロワッサンフレンチトースト」（600円）は、ふわふわの卵の上にフレンチトーストした自家製クロワッサンをのせ、生クリームと赤いラズベリーソースをかける。母親が子どもの頃におやつに作ってくれたフレンチトーストの思い出をヒントに、「焼いたクロワッサンをフレンチトーストにするとおいしいのでは」と考え、改良を重ねて現在の形に至ったという。

　同メニューは、「程よい甘みでペロリと食べられる」と常連客に人気のほか、クロワッサンで作るフレンチトーストが珍しいため、口コミやインターネットで評判となり、遠方からの来店客も多い。直径12センチのホットケーキを4枚重ねにしたもう一つの名物「ホットケーキタワー」（630円）や、3層になった「アイスカプチーノ」（4７0円）など、SNS映えするメニューが人気だという。

　このほか、ランチタイムには週替わりのパスタに加え、「ボロネーゼ」（710円）、「ナポリタン」（810円）、「オムごはん」（780円）などを提供。ランチメニューには温かいドリンクを＋200円、冷たいドリンクを追加250円で付けられる。「スイーツメニューは女性客に人気だが、ランチにパスタを食べた後、デザートにホットケーキを注文する男性客が増えてきた」という。

　加藤さんは「通ってくれるお客さんに飽きずにおいしいと思ってもらえるように、日々工夫しながら作っている。涼しくなってくれば、クッキーの販売や秋のモンブランなど季節のケーキも始めたい」と話す。

　営業時間は11時～20時。火曜定休。