味の素スタジアム（調布市西町）で12月2日・3日、サイクルスポーツの見どころや自転車の魅力を発信するイベント「STADIUM FESTA（スタジアムフェスタ）」が開かれる。東京2020オリンピック競技大会のレガシーを受け継ぐ自転車レース「THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2023」が12月3日、多摩地域の市街地を舞台に行われるのに合わせ、レースのフィニッシュ地点に近い同施設で開く。

多摩地域を走り抜ける「THE ROAD RACE TOKYO TAMA2023」（イメージ）@TOJ

　GRAND CYCLE TOKYOプロジェクトの一環として開く同レースは、日本の市街地で行う数少ないワンウエーレース。「富士森公園」（八王子市）をスタートし、東京2020大会の都内コースを中心に1964大会コースも活用しながら「武蔵野の森公園前スタジアム通り」のゴールを目指す。味の素スタジアム周辺では、国内の開催例が少ない公道を使った「パラサイクリング」も行う。

　初日の2日は、特設ステージにGRAND CYCLE TOKYOアンバサダーの稲村亜美さんと武井壮さん、気象予報士・木原実さん＆そらジロー、自転車好きの芸人らが登壇し、自転車にまつわるトークを繰り広げる。「チャレンジレースin味スタ」のサイクルマラソンに参加する武田真一さんやゴリさん（ガレッジセール）らの出場直前トーク、元自転車ロードレース選手で解説者の栗村修さんによる翌日のレース予想、MONKEY MAJIKの音楽ライブも開催。開催時間は10時～16時。

　翌3日は、「THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2023」のパブリックビューイングと表彰式のほか、BMXスペシャルパフォーマンス、アンバサダーとゲスト（高木菜那さん・宇薄岳央さん）によるバーチャルロードレース、ヘルメットコンテスト＆ショーなどを行う。東京2020のマスコット、ミライトワとソメイティも参加。開催時間は9時～16時。

　両日、「CYCLE試乗体験」「サイクルクラフトワークショップ」などさまざまな体験コーナーも用意し、多摩・島しょ地域のグルメや観光スポットを紹介するブースも設ける。GRAND CYCLE TOKYOオリジナルマグカップを進呈するスタンプラリーも実施。

　担当者は「サイクリストも家族連れも自転車がもっと好きになれるイベントとなっているため、2日間たっぷり楽しんでほしい」と呼びかける。

　入場無料（一部事前申し込みコンテンツあり）。12月3日は、ロードレースの競技コースと直近道路が交通規制される。

※ 高木菜那 さんの「高」は、正しくは「はしごだか」です。