2001年の同時多発テロをきっかけに、平和への思いを音楽に託し、街中を音楽で満たす参加型市民コンサート「セプテンバーコンサートJP」が9月11日・12日、神代植物公園（調布市深大寺元町5）で開催される。

　同コンサートは、同時多発テロの翌年2002年9月11日にニューヨークから始まったイベントで、日本では2005年からNPO法人「国境なき楽団」が主催し、歌手・庄野真代さんが実行委員長となり開催されている。「平等」「自由」「無料」を基本理念に、プロ、アマチュアを問わず参加できる同コンサート。初年度は39会場だった開催地が今年は67カ所に上り、調布では初めての開催となる。

　2日間、プロを含む20組のアーティストが出演し、さまざまなジャンルの音楽を披露。両日のコンサート最後には、庄野さんが作詞作曲したイメージソング「You Can～愛の国」を参加者と来場者で合唱するという。

　自らもステージに立つ、同法人調布支部代表の藤江愛子さんは「誰にも平等な世界の共通語である音楽で、すべての生命に平和と元気を満たし、世界中の子どもたちに胸を張ってバトンタッチできる未来を創りたいという思いを音に託している。一緒に平和を願い音楽を楽しんでほしい」と話す。

　開催時間は11時～15時。入場無料（植物公園入場料は別途）。