調布市観光協会が3月8日、多言語版デジタルサイト「GOOD LUCK TRIP（グッドラックトリップ）」で、調布市をメインロケ地として撮影された映画「花束みたいな恋をした」に関するロケ地情報の配信を始めた。

調布市をメインロケ地として撮影された映画「花束みたいな恋をした」　©2021「花束みたいな恋をした」製作委員会

　菅田将暉さん、有村架純さんが主演を務め、「映画のまち調布 シネマフェスティバル2022」の「第4回日本映画人気投票」で1位に輝いた同作は、中国、香港、シンガポール、韓国、台湾などでも高い人気を博している。特に中国では約1万のスクリーンで上映され、日本実写映画興行収入で歴代第2位を記録した。

　同協会は今後、本格的な再開が見込まれるインバウンドの受け入れに向け、「地球の歩き方」（品川区）と連携。同社が運営するサイトでは、中国語（簡体字・繁体字）と日本語で情報を配信しており、出演者や作品内容などの基本情報や口コミ、市内11カ所のロケ地のほか、ロケ地を一日で巡る「1Dayモデルコース」を紹介している。併せて、同市の観光地や宿泊施設のほか、市のPR映像も掲載することで、同作を契機とした市内全体の地域経済の活性化を促進する仕掛けを用意する。

　同協会の荻野大治さんは「これから日本へ観光に来る方にはぜひ、調布にも足を運んでほしい。市内に点在する『花束みたいな恋をした』のロケ地巡りを楽しんでいただきながら、さまざまな魅力あふれる『映画のまち調布』を楽しんでほしい」と話す。