府中市は3月14日、桜通りと府中公園通りにちょうちんやぼんぼりを点灯する「市制施行70周年記念第54回府中市民桜まつり」を始める。22日・23日は両通りを歩行者天国にして、周辺地域と併せて花見イベントも開催する。

歩行者天国で行う華やかな「民踊流し」（昨年の様子）

　府中駅北側の両通りを中心にした各所には、多くの桜が植えられている。かつてはソメイヨシノの花がピンク色のトンネルを作り市民の目を楽しませたが、老朽化し倒木や落枝（らくし）が心配された。市は近年、周辺環境に配慮したコシノヒガンへの植え替えを進め新しい桜並木の姿に変わりつつある。花見情緒を盛り上げる明かりの点灯は23日まで、毎日18時～21時に行う。

　歩行者天国（11時～16時、雨天中止）では、ふれあい会館前から中央文化センター前交差点までの区間を流れるように踊る「民踊流し」（22日）と、寿中央公園前から府中公園前まで鼓笛隊が行進する「パレード」（23日）を行う。両行事とも13時に始まり、民踊流しは飛び入り参加できる。

　両日、府中公園で「フワフワドーム（有料）」「自由遊び」「展示PR」、寿中央公園で「ミニSL（有料）」「移動天文観測車ペガサスIIによる昼の天体観測」、中央文化センター駐車場で「警察・消防・ちゅうバスの展示」などの催しを行う。両園で模擬店を開くほか、中学生以下を対象にした「宝探し大会」を開催する。全ての宝箱を見つけた各日先着250人に、市内文化センターのキャラクターイラストが描かれた「プラバンキーホルダー」を進呈。公園イベントの開催時間は10時～16時（コーナーにより実施時間が異なる）。荒天中止。

　府中公園内に特設するメルヘンステージでは「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーショー」を繰り広げる（23日12時～12時30分、15時～15時30分、雨天中止）。同ステージと府中公園ステージを使い、随時、民踊・ダンス・楽器演奏を披露する「演芸大会」も行う。雨天は中央文化センター内ひばりホールに会場を変更する。

　22日・23日はバス路線の一部変更など会場周辺の交通規制を行う。