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調布・仙川で小孫哲太郎さん作陶展「ヤキモノガタリでござる」

小孫哲太郎さんの作陶展「ヤキモノガタリでござる」に出品中の「刻文色絵山景多角壺」(15万円)。

小孫哲太郎さんの作陶展「ヤキモノガタリでござる」に出品中の「刻文色絵山景多角壺」(15万円)。

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 仙川のプラザ・ギャラリー南パティオとサジオ(調布市仙川町1、TEL 03-3300-1010)で現在、小孫哲太郎(こまごてつたろう)さんの作陶展「ヤキモノガタリでござる」が開催されている。

小孫哲太郎さんの作陶展が開催される「プラザギャラリーサジオ」

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 小孫さんは1974(昭和49)年東京生まれ。1999年沖縄県立芸術大学陶芸専攻卒業後、2004年に千葉県いすみ市で窯を開いた。各地で個展やグループ展を開催し、2009年にはサジオでグループ展「四人兄弟展」も行った。

 同ギャラリーでの個展は5回目で、今回は刻紋器など100点を展示している。「自分でも楽しみながら、『見て観て視て触って感じて味わって』もらえるような作品づくりを心がけている」と小孫さん。「いままでに出会い、目にしてきた物事や記憶、そして今生きている間に出会う感動や発見。これらをどう形に作品にするかかなり頭を使うのですが、漠然と物を作るよりこれらから受けた衝撃を形にして作品にすることが楽しくなっている。それは写真の感覚に似ていて、『残しておこう!』という感じ」とも。

 小孫さんは普段、野菜を育てたり、チャボを飼って卵をとったり、ヤギの世話などもしているという。「カラスと会話したり、たまに子どもの学校に読み聞かせに行ったりして、予想できない出会いを楽しんでいる」といい、作品の形や絵柄にも強い生命力が表れている。

 開館時間は10時~18時30分。水曜休館。入場無料。7月22日まで。

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