3月21日に開催した「調布子ども屋台選手権」でグランプリに輝いたメニューが4月8日から、「湾湾　大鶏排」（調布市下石原2）で限定販売される。

にぎわう「調布子ども屋台選手権」会場の様子

　子どもたちが屋台を運営し、全てを自分たちの手で行った同選手権。チームでメニューを考え、原価計算から商品作り、売り上げまでの全工程に携わることで、商売の楽しさや社会の仕組みを学ぶことを目的に開かれ、小学生の13チームが料理対決した。

　選手権当日は、準備したチケット1300枚が開始2時間で完売する盛況ぶり。来場者の投票により、チーム「ふだっこ子供会」の「ホイコーローまん焼いちゃいました♪withもっちりコロコロじゃがボール」がグランプリに輝いた。

　同メニューは、調布市内の畑で自ら収穫したキャベツやジャガイモ、ネギなどを使い調理。「ホイコーローまん」はホットケーキミックスを使った生地に濃い目の味付けに仕上げたホイコーローを包み、蒸し焼きにしたもので、「コロコロじゃがボール」はつぶしたジャガイモを丸く整えて揚げ、チーズ風味に仕上げている。

　販売は4月2週目以降の土曜・日曜で、1日30食限定。価格は500円。売り上げの一部は、調布子ども食堂協議会へ寄付するという。

　実際に販売する「湾湾 大鶏排」店主の熊倉亮さんは、期間限定にせざるを得なかった理由について、「調布の畑で店が自ら収穫するのは、実務としては難しい」と説明。実行委員会の高橋裕二さんは「子どもたちが考案したメニューが商品化されることで地域の話題になれば」と話す。

　販売時間は12時～19時（売り切れ次第終了）。今月30日まで。